中国留学情報

生活パターンを確立させる

今週から多くの大学が新学期開始となります。
留学生活が本格的にスタート。
意気込みはいかがでしょうか?

時間が経つのがあっという間であるのは留学も同じです。
いやいや、ほんとにビックリするほどあっという間です。
中国留学ってほんとにあっという間に終ります。

限られた時間で結果を出さなければならない。
ムダにできる時間はありません。

では、どうすればムダをなくせるか?
その一番の鍵は、
「生活パターンを確立する」ことです。

朝起きてから夜寝るまで、
毎日どのように過ごすのか。
これをキチッと固めてしまった人は強いんです。

実際に留学してみないと実感はわかないのですが。
どういうことか、ちょっと説明してみます。


例えば授業が終わって昼食をとって、
そのあとです。

「午後は毎日1時から互相学習」

そう決めている人は、
「午後は何をしよう?」
と考える余地はありません。
他に選択肢はない。

昼食後は互相学習。
毎日同じように互相学習に向かいます。

ところが、決まってない人の場合、
なんとなくダラダラと時間を過ごしてしまったり、
クラスメートから買い物に行こうと誘われたり、
なんだかんだで午後をムダに過ごしてしまう。
要は勉強しない日が出る。


また、生活パターンが確立すると、
人から誘われなくなります。
「あの人は午後は互相だ」
って周知徹底できる。

これ、すごく大きいんです。
自分の生活パターンを守れる。
誰にも干渉されず、
確実に自分のノルマをこなせる。

留学生活が1ヶ月過ぎれば分かります。
人から誘われない。
社会人留学生にとって、
これがどれくらい有益か。


さてさて、
生活パターンを確立することが、
留学に有利ということはお分かりいただけると思います。

ではどのように生活パターンを確立するか。
言うまでもなく、勉強中心にです。

ほとんどの大学で、授業は午前中です。
8時過ぎから12時前まで、
この時間帯は確定ですよね。

手元の紙に書いてみてください。
「8時~12時:授業」
みたいに。

次に、起きてから教室に行くまでです。
朝型の人の場合、
早めに起きて1時間単語の暗記を入れるとか。
朝が苦手な人はギリギリまで寝るとか。
とりあえず、
起床から部屋を出るまでを書きこんでみましょう。

授業が終わると昼食。
これはクラスメートと一緒でも良いですよね。

夕方、何時頃食事をするか。
適当に書いてみましょう。
5時でも6時でも7時でも良いです。
まずは深く考えず書いてみる。

夜は何時に寝るか。
これは起床時間から逆算できます。
これもとりあえず書いてみましょう。

朝起きてから昼食が終わるまで。
夕食の時間。
寝る時間。
この3つが決まりました。
これで大枠は完成です。

残るは、
●昼食~夕食
●夕食~就寝
この2つの時間帯です。
ここをどのような「勉強」で埋めるか。

そこで、すべき勉強って何があるのか?
それを考えてみましょう。


なんども繰り返してきましたが、
留学の価値は、
●聴力、会話力養成
これが最重点です。

ですが、それだけで終わりではない。
主なところで、
●日々の予習・復習
●文法習得
●単語量強化
●HSK対策
などがあります。

これらを空いた時間帯に入れていきます。

私自身はどうしたかというと、

平日昼食~夕食:互相学習(毎日)
平日夕食~就寝:単語量強化
土日終日:翌週分の予習

これが毎週のルーティーンでした。

土日全部を使って翌週分全科目の予習。
平日はとにかく互相最重点。
予習で9割方の理解度まで高めることで、
授業そのものを復習の時間にあてる。

HSKは試験1ヶ月前に問題集を10冊弱、
集中的に解いて解いて解きまくり、
分からなかった部分は、
休み時間などに先生に質問してました。

私の場合、考え方の基本は、
●聴力、会話力徹底重視
●文法は予習段階で独学で習得
●全科目、授業中は聞くこと、話すことに注力
●互相は最低週5日
●予習の完成度を上げる
●HSKは独学
こんな感じです。

今になって思えば、
ちょっと極端だったなという反省もあります。
土日で予習を全て完了ってのはキツかったですし。
ただ、ムダな時間はほぼなくなりました。


みなさんに認識してもらいたいのは、
私の生活パターンが正しいかではありません。
生活パターンを作ることで、
ムダをなくせる、ということです。

留学期間って本当に短いんです。
ムダを作ると命取りになります。
ですので、必ず生活パターンを確立してください。


生活パターンを作る上で、ポイントが2つあります。


●まずは作る

最初から完璧なものを作ろうとしてはダメです。
いつまでたっても動けません。
多少ラフで良いからまずは作る。
作ってとにかくその通り動いてみる。


●躊躇せず修正する

やってみて不具合が出てきたら、
即座に修正しましょう。


なにせ留学は短期戦です。
ジックリ、完璧に、慎重には短期戦には向きません。
とりあえず走る。
そして、走りながら修正する。
短期戦にはその方が合っています。

ぜひぜひ、今日中にパターンを作ってみて、
明日からさっそく実行してください。

え?
まだ授業が始まってないから分からない?

良いんですよ。
今日考えることで、自分にとっての重点とか、
どの時間帯はネットを見たいとか、
いわゆるベースができるでしょ。
今日中にベースが確定するだけでも価値があります。

まずは走り出しましょう。
そして最初のうちは何度も修正する。
来週の今頃には、
かなり精度の高い生活パターンになってますよ。

だまされたと思ってやってみてください。
必ずあなたのためになります。

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【今週のまとめ】
1) 自分に合った勉強方法を確立する
2) 生活リズムの有無が留学の成果を左右する
3) 深く考えずに、まずは作る!
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